低周波衝撃電力による海洋漁法の実用化研究 : 第1報 魚体の電気抵抗について

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Practicality of New Fisheries by Low Frequency Electric-shocks. : I. About the Electric Resistance in Fish Bodies.
  • テイシュウハ ショウゲキ デンリョク ニ ヨル カイヨウ ギョホウ ノ ジツヨウカ ケンキュウ(ダイ1ポウ)ギョタイ ノ デンキ テイコウ ニ ツイテ

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説明

本試験の結果を要約すれば次の通りである。 1.海中の電気抵抗は数オームの程度であり比抵抗が約17Ω-cmに過ぎないから,淡水で行う電気漁網の活用よりも遥かに大きな電力を必要とする。 2.海中の電気抵抗は極間隔に余り影響されないから,電気漁網の電極配置には深甚の注意を要する。 3.魚体比抵抗が海水より大であることは広い海中では電力上それ程有利になるとは思われない。 4.魚体の海水中での抵抗は,体内電極から表皮(海水)迄の最短距離により,銛使用の場合は5Ω程度である。 5.肉部と比べて,硬骨は電気抵抗大であるが軟骨はそれ程でもなく皮膚はかえって小であるように思われる。

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