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- 長谷, 雄太
- 臨床心理学コース博士後期課程1回生
書誌事項
- タイトル別名
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- How Does "Evil" Exist?: A Review from the Viewpoints of Subject and Object
- "アク"ハ ドノ ヨウ ニ アル ノ カ : シュタイ ・ キャクタイ ノ カンテン オ チュウシン ニ
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説明
"悪"は茫漠とした概念であり, 人々はそれを曖昧なまま把握していることが多い。本稿では, 宗教や哲学の知見も参考にし, 臨床心理学の理論から悪の性質や構造について検討した。ここで, 悪は関係の破壊性が客体化されたものであると同時に, 創造性や能動性からくる魅力を持ち, 主体的な在り方をするものであった。また, 破壊性が問題となるパーソナリティでは, 悪の定位される状況や, 関係の持ち方が特徴的であり, 悪と関係性を築き, 適切に内包していくことの重要性について考察した。こうした関係性を安全に築いていくために, 日常生活におけるメディアや創作物, 心理臨床において主体のイメージが表現される夢・描画・箱庭などが第三の場として機能していくことが重要となり, その様相についても概観した。悪には危険が伴うが, 成長の契機となるもので, 臨床実践の場でも"bad enough"で在り, 常に悪の本質に迫る営みを続けていく重要性が示唆された。
収録刊行物
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- 京都大学大学院教育学研究科紀要
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京都大学大学院教育学研究科紀要 66 165-178, 2020-03-26
京都大学大学院教育学研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050566774706145664
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- NII論文ID
- 120006826734
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- NII書誌ID
- AA11332212
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- ISSN
- 13452142
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- HANDLE
- 2433/250375
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- NDL書誌ID
- 030480750
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles