教室談話における「へえ」 : 発生回数、位置、発話構成要素から分かること

機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • キョウシツ ダンワ ニオケル ヘエ ハッセイ カイスウ イチ ハツワ コウセイ ヨウソ カラ ワカル コト

この論文をさがす

説明

本稿は、外国語としての日本語(JFL)の授業において教師側から産出される「へえ」の発生回数、位置及び発話の構成を調べた。その結果、JFL の授業では「へえ」の発生頻度が著しく低いことが分かった。また、先行研究では単独発生が大半を占めたが、対照的に、本研究では付加的ターン構成要素を伴って発生するほうが多く、新たに4 種類の要素が見つかった。「受取承認」、「コメント」、「部分的繰り返し」といった先の発話に向けられた付加的ターン構成要素が「へえ」に先行し、「へえ」の後には会話を発展させる「詳細説明の要求」や「話題転換」が続く傾向にあった。教室談話の枠組みと授業の特徴から考察する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ