相対的利得と国際交渉のダイナミクス

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タイトル別名
  • Relative Gains and Repetition of International Negotiation
  • ソウタイテキ リトク ト コクサイ コウショウ ノ ダイナミクス

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説明

政府(プリンシパル)が交渉担当者(エージェント)を選択する交渉担当者選択問題において,各国政府が持つ相対的利得(Relative Gains)への意識の強さが交渉に与える影響を分析した。結果として,(1)相対的利得への意識の強さには関係なく,交渉の繰り返しを通じてパレート最適な状況の実現が可能であること,(2)相対的利得への意識が高い場合には,パレート改善のスピードが遅く長期に渡る再交渉が必要であるにも関わらず,再交渉のインセンティブが小さいことが示された。

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