負荷履歴を用いたKubernetesにおけるアダプティブスケジューリング

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抄録

近年、様々な分野においてコンテナによる軽量、高速な仮想化が盛んに用いられており、そのコンテナのクラスタにおけるオーケストレータとしてKubernetesがデファクトスタンダードとなっている。しかし、Kubernetesのスケジューラは、各ノードのリソースの使用状況等を瞬間的に確認してスケジューリングを行うのみである。そこで本研究では、各リソースをモニタリングし、過去の使用状況やコンテナ間の関係を考慮したスケジューリングを行うことで、各コンテナの実際の動作に基づいた、より効率的なリソースの配分を提案する。また、提案手法に基づくスケジューラの実装を用いてプライベートクラスタ上で実験を行い、その性能評価をする。

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