区分的に凸なランダム写像の不変測度について (ランダム力学系および多価写像力学系理論の総合的研究)
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抄録
本稿では,単位区間上の区分的に凸な写像を確率的に選択して反復するランダム力学系を考え,ルベーグ測度に絶対連続かつエルゴード的なσ-有限不変測度が存在するための十分条件を与える.また,得られた不変測度がいつ無限測度になるか判定する条件も与える.主結果の具体例として,中立不動点及び確率的に縮小的な枝を同時に持つランダム写像を含む.
収録刊行物
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- 数理解析研究所講究録
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数理解析研究所講究録 2217 127-136, 2022-04
京都大学数理解析研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050574334803233920
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- NII書誌ID
- AN00061013
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- HANDLE
- 2433/275517
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- ISSN
- 18802818
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB