<原著>発声時における披裂部と喉頭蓋の狭窄運動の研究 : 一側声帯麻痺症例の臨床的検討

書誌事項

タイトル別名
  • <ORIGINAL ARTICLES>Study on the mechanism of the anteroposterior laryngeal squeezing during phonation in unilateral laryngeal nerve paralysis

この論文をさがす

説明

一側声帯麻痺症例277例について, 発声時の披裂部と喉頭蓋の狭窄運動のメカニズムを検討した。方法としてビデオ喉頭内視鏡で発声中の狭窄運動の様式や程度を観察した。その結果, 277例中113例(41%)に何らかの狭窄運動が出現した。狭窄運動の程度が増大するほど, 年齢は高くなる傾向が有意に認められた。また, 経皮的声帯内シリコン注入術を施行した153例について, 施行前後で狭窄運動に変化があるか検討した。施行前後で狭窄運動に有意に改善が認められた。経皮的声帯内シリコン注入術施行前に狭窄運動を認めた65例中52例(80%)に改善が認められた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ