看護小規模多機能型居宅介護を普及させるための課題に関する文献検討

書誌事項

タイトル別名
  • Literature Review on Issues to Promote Small-scale Multifunctional In-home Nursing Care
  • カンゴ ショウキボ タキノウガタ キョタクカイゴ オ フキュウ サセル タメ ノ カダイ ニ カンスル ブンケン ケントウ

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抄録

看護小規模多機能型居宅介護(看多機)は、医療依存度の高い対象であっても在宅療養を可能とする優れた複合的サービスであるが、看多機の事業者数は全国で872施設と少なく、すべての地域に普及しているとは言い難い。そこで、本研究は、看多機を普及させるための課題について、文献を通して明らかにすることを目的とする。課題の明確化によって看多機の普及への示唆を得ることができ、在宅看護の質の向上に寄与できると考える。  医学中央雑誌Web版、PubMedを用いて、「看護小規模多機能型居宅介護」をキーワードとし、本研究のテーマに合う論文16件を分析対象とした。 看多機を普及させるための課題は、「認知度(理解、周知)の低さ」「制度の難解さ」「運営・経済面の困難さ」「人材不足」「多職種連携」「教育システムの構築」「看護職の負担」「介護職の負担」「ケアマネジャーの負担」の9のカテゴリーに分類することができた。看多機普及において認知度の低さを改善することが急務であると考える。

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