剣道を「すること」の意味とは? : コロナ禍を乗り越えて

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タイトル別名
  • What Does It Mean to "Do" Kendo? : Overcoming the Corona Disaster
  • ケンドウ オ 「 スル コト 」 ノ イミ トワ? : コロナ カ オ ノリコエテ

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抄録

研究ノート

剣道は、小学校、中学校、高等学校、大学の授業や課外活動、地域社会、道場などで実施されることがある。本稿は、ある剣道経験者の体験を基に、新聞、新型コロナウイルスの影響などを踏まえ、剣道を「すること」の意味を整理したものである。また、コロナ禍を踏まえた稽古内容や取り組み方も紹介した。そして、剣道を「すること」で、夢や目標の実現、人間形成の構築、人間関係の構築、健康・体力の向上、精神力の向上、課題解決能力を身につけることについて整理した。 剣道の捉え方、考え方、取り組み方、目標、「すること」の意味は、人によって様々であるといえる。人は生きていく中で、色々な経験を積んで成長していく。剣道を「すること」は、人として成長するための1 つの過程、方法、手段であり、心や体を壊してまで、剣道を「すること」の意味はないと思われる。しかし、元々持病があったり、心身の病を患ったりした場合は、医師と相談した上で取り組むことができると考えられる。どうしても、剣道を「すること」で、人として成長することが難しいのであれば、一度離れてみると良いのではないかということを提案した。

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