バイリンガル/多言語環境の中での(共通語としての)英語(ELF)を媒介とした教育(MI/E)

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タイトル別名
  • English Medium Instruction/Education in Bi-/Multilingual Settings from an English as a Lingua Franca Perspective
  • バイリンガル タゲンゴ カンキョウ ノ ナカ デノ キョウツウゴ ト シテノ エイゴ ELF ヲ バイカイ ト シタ キョウイク MI E

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招待論文

本論文ではグローバル化進行の中、日本でも特に過去10 年ほど奨励され実施されることが多くなった英語を媒介とする授業・教育(English-Medium Instruction/ Education - EMI/E)に焦点を当て、EMI と共によく語られるCLIL(Content and Language Integrated Learning)との関係にも触れつつ、EMI に関する論点を論じる。特に、一見相対立するEMI とバイリンガル/ 多言語主義の関係を明らかにしつつ、EMI 実施上切り離せない「共通語としての英語」(English as a Lingua Franca –ELF)の概念を導入する。グローバル化の中で導入されたEMI は、多言語環境内で実施され、EMI のE(「英語」)はELF であるが、この現実と実際の言語政策、教育現場レベルの間にはしばしば乖離がある。この点を著者や同僚による研究、言語政策文書等のデータで説明しつつ、多言語背景の英語使用者がいかに多様な言語資源を用いて、効果的にコミュニケーションを図るかを紹介、EMI の効果的実施が、母語・継承語・バイリンガル(多言語)教育の理解及びトランス・ランゲージング(translanguaging)の現象とも相容れることを指摘する。

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