放送大学における心理演習・心理実習の授業づくりの観点に向けた探索的検討
書誌事項
- タイトル別名
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- An Exploratory Study Towards a Perspective of Class Planning for “Seminar in Psychology” and “Practical Training in Psychology” at The Open University of Japan
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抄録
公認心理師法は2015年9月9日に成立し、2017年9月15日に施行された。2022年度は公認心理師法施行後5年目にあたり、公認心理師法附則第5条に基づき施行状況についての検討をし、制度を見直すために公認心理師の活動状況の調査及び関係者との連携についてヒアリングが実施された。さらに、複数の団体による養成課程についての調査も行われた。放送大学では、2019年度第1学期より学部段階における公認心理師対応カリキュラムを開設している。公認心理師対応カリキュラムには心理演習と心理実習の科目が含まれているが、本学では2022年度より開講している。 そこで、本稿では公認心理師制度5年目の見直しに向けたヒアリングや調査により明らかにされた課題や提言について、特に心理実習にかかわる内容について注目し、その一部を紹介してみたい。その上で本学の心理演習や心理実習の実習担当教員の一人として、授業における学生の発言やレポート等の内容から筆者が感じていること、授業を実施してみての感触に基づきながら心理演習・心理実習の在り方について検討し、本学における今後の授業づくりに向けた観点の抽出を試みることを目的としていきたい。
収録刊行物
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- 放送大学研究年報
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放送大学研究年報 41 105-117, 2024-03-25
放送大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050581378933990400
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- NII書誌ID
- AN10019636
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- ISSN
- 09114505
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB