ペアレント・トレーニングの普及における フィデリティ評価の導入に関する議論

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タイトル別名
  • A discussion of introduction of fidelity measurement in the dissemination of parent training.
  • ペアレント ・ トレーニング ノ フキュウ ニ オケル フィデリティ ヒョウカ ノ ドウニュウ ニ カンスル ギロン

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説明

近年、障害のある子どもとその親への具体的な支援や虐待予防として注目され普及が図られているペアレント・トレーニング(以下、PT)の国内での実装におけるフィデリティ評価の必要性及び可能性について検討した。フィデリティ評価は根拠に基づく実践によって、プログラムを実装する際のクオリティコントロールに貢献する。先行研究では、高いフィデリティ評価がプログラムの効果に影響することが明らかになっている。国内では精神保健福祉分野のプログラムではフィデリティ評価に関する研究はあるが、PTの研究ではない。現在、PTの普及で課題となる質の低下やプログラム遷移を避けるため、研究者によって基本プラットホームが作成されている。プログラムの構造はこの基本プラットホームに基づいた評価が可能だが、運営する際のプロセス、つまりファシリテーターのコンピテンスを評価する尺度については、今後評価尺度の開発が必要だろう。

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