退院支援施設入所後1年が経過した精神障害者の生活能力

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タイトル別名
  • タイイン シエン シセツ ニュウショ ゴ 1ネン ガ ケイカ シタ セイシン ショウガイシャ ノ セイカツ ノウリョク
  • The life ability of people who had been long-term patients entered to the Discharge Support Center for people with mental disorders
  • 退院支援施設入所後の神障害者の生活能力

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説明

研究目的は,退院促進支援により退院し,退院支援施設で生活した精神障害者の生活能力を明らかにし,看護のあり方を検討することである.調査対象者は,施設入所後1年が経過した長期入院であった精神障害者17名(男性12名,女性5名)で,平均年齢は,52.5歳,平均入院期間は11.3年であった.データ収集は,調査対象者一人ずつに約20分程度の半構成的面接を行った.その結果,逐語録から255のラベルが得られ,11のサブカテゴリーに分類された.これらから「自分自身のペースに合わせた生活リズムの獲得」,「病気を悪化させないための自己管理」,「施設退所後の生活のための心の準備」,「良好な対人関係の構築」という4つのカテゴリーが抽出された.これらの結果から,施設利用者は自分なりのペースで社会復帰に向けての準備をしながら,着実に生活能力を身につけていることが示唆された.

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