意味理解を大切にした中学校数学科の実践研究 -概念や手続きの振り返りを取り入れた指導-

書誌事項

タイトル別名
  • A practical study on mathematics at the junior high school that valued relational understanding - The instruction of reflection about the mathematical concept and procedure -

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説明

本研究は、生徒の意味理解の深まりに向けて、数学的な概念や手続きを生徒自身が振り返り、その根拠を数学的な表現を用いて説明できるようになるための支援の有効性を実践から検証したものである。全国学力・学習状況調査で課題として挙げられている「理由を説明する活動」について考察し、3つの「知る」(Knowing-That、Knowing-How、Knowing-Why)を通して生徒が理由を説明できるようになることをねらいとした。これらを支援するものとして付箋や課題を実践に取り入れた結果、生徒の意識の変容から数学的な概念や手続きを振り返るための支援として、付箋を用いることが有効であることがわかった。そして、授業後の感想で「付箋を用いることでなぜ答えがそうなるのかがわかりました」という生徒の記述があったことから、本取り組みを継続して行うことで意味理解の深まりが期待できることがわかった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050845763227597952
  • NII論文ID
    120005667742
  • NII書誌ID
    AA12405118
  • ISSN
    18836585
  • Web Site
    http://hdl.handle.net/10105/9964
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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