老舗企業研究の変遷にかんする準備的研究:家訓、家憲を中心に
書誌事項
- タイトル別名
-
- シニセ キギョウ ケンキュウ ノ ヘンセン ニ カンスル ジュンビテキ ケンキュウ:カクン、カケン オ チュウシン ニ
この論文をさがす
説明
type:P(論文)
本論文の目的は、商家、職家を中心とした家訓の起源や特徴について、歴史的な変遷も交えながら論じていくものである。その上で、先行研究も踏まえながら、老舗企業にかんする研究史の整理を行っていく。また、家訓や家憲の研究の影響を受け、老舗企業研究は、2つに大別できる。1つは、歴史研究アプローチであり、もう1つは定量研究アプローチである。とくに本論文では、歴史研究アプローチから老舗企業を論じている研究に着目した。存続要因を家訓中心に着目している点、また、老舗企業を取り上げる業界や地域に偏りがみられるもとで、企業の存続が議論されていることを指摘し、同時にその背後にある経緯や理由を指摘する。その上で、奈良最古の和菓子屋である本家菊屋の菊岡家(創業1585年)、わが国最古の宮大工の金剛家(創業578年)に残る家訓を調査し、内容を紹介するとともに、その特徴について分析した。
収録刊行物
-
- 静岡文化芸術大学研究紀要
-
静岡文化芸術大学研究紀要 17 39-46, 2017-03-31
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050845763228737280
-
- NII論文ID
- 120006250180
-
- NII書誌ID
- AA11576760
-
- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1132/00001319/
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN