北海道におけるニシンの加工と利用について

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  • ホッカイドウ ニ オケル ニシン ノ カコウ ト リヨウ ニ ツイテ

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抄録

北海道における1945年から1955年頃までの主なニシン加工品は肥料、にしん油、塩蔵にしん、乾しかずのこであったが、輸入ニシンに依存した1970年代以降は身欠にしん、塩かずのこ、味付けかずのこ、冷凍にしんとなった。ニシンの生産地別原料特性として部位別重量比、魚肉と卵巣のpHおよび一般成分、脂質の脂肪酸組成、遊離アミノ酸組成、卵巣の成熟度とかずのこの品質、卵巣の固化としばれ子について整理した。また、北海道水産物協同組合連合会の資料と水産試験場の試験結果に基づいて、ニシンの生産地別加工適性を取りまとめた。さらに、1983年から1996年までのニシンの利用加工についての試験結果と技術的な問題を紹介する。

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