青果用サツマイモ「ベニサツマ」の食味に関与する要因の解明

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  • セイカヨウ サツマイモ ベニサツマ ノ ショクミ ニ カンヨ スル ヨウイン ノ カイメイ

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抄録

青果用サツマイモに対しては、近年、外観品質に加え、良食味へのニーズが高まっている。そこで、食味への影響が大きい「甘さ」に関与する要因をいもの内容成分と施肥量から解析した。施肥量の増加によって、生いものβ-アミラーゼ活性が高まり、蒸しいものマルトース含量が増加し、いもの食味(甘さ)が向上した。また、生いものでん粉含量が高いほど蒸しいものマルトース含量が増加した。施肥量が同じでも、土壌の種類など栽培条件によりβ-アミラーゼ活性は異なった。地力の高い土壌では、施肥増による食味向上に対する効果は明らかでなかったが、地力の低い土壌では、標準施肥量の2倍施用により、でん粉含量が増加し、β-アミラーゼ活性が高まり、食味が向上した。

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