Development and characters of new high protein content soybean cultivar 'Shuurei' with high grade seed quality and big size seeds

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  • しわ粒が少なく大粒良質で高蛋白質な大豆新品種「シュウレイ」の育成とその特性

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1. 「シュウレイ」は,長野県中信農業試験場(農林水産省大豆育種指定試験地)において,ダイズモザイクウイルス抵抗性を有する大粒の多収性品種の育成を目標として,「東山181号」を種子親,「東山系T613」(後の「東山188号」を花粉親とした人工交配から育成した品種である。「だいず農林141号」として農林登録され,「シュウレイ」の名称で品種登録された。2. 胚軸にアントシアニンの着色があり,花は紫色,毛茸色は白色,小葉は槍型で,主茎長と分枝数は“中”の有限伸育型品種である。成熟期は“中”で,生態型は中間型である。裂莢の難易は“やや易”である。ダイズモザイクウイルス(SMV)のA,B,CおよびD病原系統に抵抗性である。ダイズシストセンチュウ抵抗性は“弱”である。粒形は“偏球”である。収量は「エンレイ」並みからやや多収である。粒大は“大”で「エンレイ」より大きいため大粒規格を確保しやすく,しわ粒(ちりめんじわ)の発生が少ないため,粒の外観品質は「エンレイ」より優れる。子実中の蛋白質含有率は「エンレイ」並みからやや低い“高”に分類される。豆腐は「エンレイ」とほぼ同程度の硬さで,甘味,コク味がある。煮豆は「トヨムスメ」並みに優れる。3. 栽培適地は東北南部,関東北部,北陸および東山地域である。

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