協働学習が中国の大学の日本語授業に何をもたらしたか : 「グループで発言する勇気を得た」学生の事例から

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タイトル別名
  • I gained confidence in speaking through group work: what did collaborative learning bring into Japanese classes in a Chinese university

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抄録

本稿は,中国の大学の授業で行われたピア・レスポンスに着目し,期末の授業において,「私が発言する勇気を得た」と振り返って語ったりん(仮名)という学生の事例を紹介し,談話上と意識面において,「発言する勇気を得た」とはどのような様相を呈しているかを報告する。そのため,筆者は,収集した4回のピア・レスポンスの談話資料および,りんへの半構造化インタビューデータからアプローチした。具体的に,りんがグループで何を考え,どのように発言していたか,また,活動が展開されていく中で,その発言が何によって,どのように変わっていたか等,りんの発話行為の変化の様子とその要因を探ってみた。分析結果を踏まえ,関係性の視点から,考察を行った。最後に,中国の教育現場に即し,今後の実践を行うための提案と課題を述べた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050850092143216256
  • NII論文ID
    120006917840
  • NII書誌ID
    AA12600532
  • HANDLE
    10086/70059
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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