“メタ・アクティブ・ラーニング”の提唱と実践

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“アクティブ・ラーニング”とは何か。筆者らはこれをアクティブ・ラーニングによって学び、知識として習得するまでの筋道を追求する。“アクティブ・ラーニングのアクティブ・ラーニング”にまつわる一連の枠組みを、筆者らは“メタ・アクティブ・ラーニング”と名付けた。 メタ・アクティブ・ラーニングの概念は、受動的学習を乗り越えることを念頭に置いて、主体的・対話的な活動の結果として“既に様々に議論されてきた(それゆえ様々に定義される)アクティブ・ラーニングのイメージ”に到達するといった車輪の再発明ごときものではない。あらかじめ多くの知識の習得・理解から、いわゆる“アクティブ・ラーニングのイメージ”を形成することを前提とし、アクティブ・ラーニングによる授業の企画を、アクティブ・ラーニングの手法によって組み立てていく、実践的・探求的活動を志向した。かねてより、アクティブ・ラーニングは米国を発祥とする成り立ちを普遍的な背景としているが、著者らの知識の習得の過程においては、米国の影響とは別の自然発生的な教育メソッドにも関心を向けた。“メタ・アクティブ・ラーニング”とは何か。本論に示した試みがその確立の、翻ってアクティブ・ラーニングの真理を追究する第一歩となることを期待する。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1050851707426637952
  • NII Article ID
    120007118609
  • ISSN
    2189244X
  • Web Site
    https://wakhok.repo.nii.ac.jp/records/474
  • Text Lang
    ja
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • Data Source
    • IRDB
    • CiNii Articles

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