“メタ・アクティブ・ラーニング”の提唱と実践
説明
“アクティブ・ラーニング”とは何か。筆者らはこれをアクティブ・ラーニングによって学び、知識として習得するまでの筋道を追求する。“アクティブ・ラーニングのアクティブ・ラーニング”にまつわる一連の枠組みを、筆者らは“メタ・アクティブ・ラーニング”と名付けた。 メタ・アクティブ・ラーニングの概念は、受動的学習を乗り越えることを念頭に置いて、主体的・対話的な活動の結果として“既に様々に議論されてきた(それゆえ様々に定義される)アクティブ・ラーニングのイメージ”に到達するといった車輪の再発明ごときものではない。あらかじめ多くの知識の習得・理解から、いわゆる“アクティブ・ラーニングのイメージ”を形成することを前提とし、アクティブ・ラーニングによる授業の企画を、アクティブ・ラーニングの手法によって組み立てていく、実践的・探求的活動を志向した。かねてより、アクティブ・ラーニングは米国を発祥とする成り立ちを普遍的な背景としているが、著者らの知識の習得の過程においては、米国の影響とは別の自然発生的な教育メソッドにも関心を向けた。“メタ・アクティブ・ラーニング”とは何か。本論に示した試みがその確立の、翻ってアクティブ・ラーニングの真理を追究する第一歩となることを期待する。
収録刊行物
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- 稚内北星学園大学紀要
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稚内北星学園大学紀要 (22), 29-38, 2021-03-31
稚内北星学園大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050851707426637952
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- NII論文ID
- 120007118609
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- ISSN
- 2189244X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles