神津島産サバの魚醤油の試醸と料理への利用

書誌事項

タイトル別名
  • Kozushima mackerel fish sauce production and cooking
  • コウズシマサン サバ ノ サカナ ショウユ ノ シジョウ ト リョウリ エ ノ リヨウ

この論文をさがす

説明

神津島は,東京都心から南西へ178kmに位置する太平洋上にある伊豆諸島の1つである。漁業が盛んな神津島は,サバやムロアジの漁獲量が多い島で知られていた。執筆者らが神津島を訪れ漁業組合で調査したところ,近年はキンメダイが多く漁獲されており,太平洋系群のキンメダイは5,400トンで,そのうち8割以上の4,500トンが関東沿岸および伊豆諸島周辺海域で漁獲されている。キンメダイは高値で取引されるため,その漁獲に主力が注がれている。一方,サバは太平洋系群で1997年では60万トンの漁獲量があったが,最近では減少し,伊豆諸島周辺海域では数トンの漁獲量で安価なため,神津島では脇役的な存在の魚であり,網にかかっても捨てられるのが現状である。そこで,執筆者らは神津島で獲られたサバを用いて,神津島で魚醤油を試醸することとした。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ