Poincaré写像とsuspensionの構成の随伴性について (力学系理論の最近の進展とその応用)

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抄録

Poincaré写像とsuspensionの構成は互いに「逆」として紹介されることもあるが,それはどのように解釈すべきであろうか?本稿ではこの疑間への回答として,力学系のなす圏を適切に設定すれば,これらは随伴関手の組をなすことを示す.まず,Poincaré写像の構成を位相多様体上の連続なflowに一般化し,大域的なPoincaré sectionをもつflowのなす圏を定義する.その上で,Poincaré写像とsuspensionの構成の関手性を示す.さらに,これらが随伴となるための条件を考えることで,位相共役よりも弱く位相同値よりも強いflowの射の定義が自然に導かれる.なお,本稿の内容は[6]に碁づく.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050857063661333760
  • NII書誌ID
    AN00061013
  • HANDLE
    2433/277206
  • ISSN
    18802818
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

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