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抄録
旧制弘前高等学校の卒業生である映画監督の鈴木清順(1923-2017)は、同校同窓会の求めに応じて一本の映像作品を残している。それが『弘高青春物語』である。同窓生たちの証言をメインにパッチワークのように編まれたこの作品は、旧制高校のありようを事後的に再構成したものとして理解すべきものであり、そこにとりわけ色濃く表出するのは在校生だった戦没者たちへの追悼の意志である。さらに、在校生の多くが県外出身者であった旧制高校であれば、それはまた彼らが見た津軽・弘前の表現であると同時に、鈴木清順の作品としても受容可能な本作は、彼の映像表現を検討する上でも有意義なものである。これらの観点から本稿では『弘高青春物語』を多角的に検討し、その特色を摘記する。
収録刊行物
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- 地域未来創生センタージャーナル
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地域未来創生センタージャーナル 8 5-12, 2022-02
弘前大学人文社会科学部地域未来創生センター
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050857136478955264
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- NII書誌ID
- AA12865300
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- ISSN
- 24341517
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- HANDLE
- 10129/00007977
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- KAKEN