書誌事項
- タイトル別名
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- 『セイシン ノ ゲンショウガク』 ノ ケンチク ゲンバ オ サイコウセイ スル
- Rekonstruktion der Baustelle der "Phänomenologie des Geistes"
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説明
『精神の現象学』は短期間の構想の下で書き上げられた大著であり、ヘーゲルの精神の苦労に満ちた労働の産物である。そこには足場となった諸概念がたくさん使用されており、それら諸概念は作品の完成と共に消えていった。そうした慌ただしい建築現場を再構成してみる。焦点となるのは人倫と道徳性=個体性の原理の相克であり、この相克からヘーゲルの実体=主体説は生まれたのであり、また概念の自己運動という着想も生まれたのである。『精神の現象学』において哲学は「絶対的精神」として確立され、国家を超えたのである。
収録刊行物
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- 大東文化大学紀要. 人文科学
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大東文化大学紀要. 人文科学 61 53-72, 2023-02-28
大東文化大学紀要編集委員会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050859616045228928
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- NII書誌ID
- AN00137137
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- ISSN
- 03861082
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- NDL書誌ID
- 032742327
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ