グーテンベルク著『科学としての経営経済学』についての一考察

書誌事項

タイトル別名
  • On the Study in Business Economic as Sience, Made by Gutenberg, E.
  • グーテンベルク チョ 『 カガク ト シテ ノ ケイエイ ケイザイガク 』 ニ ツイテ ノ イチ コウサツ

この論文をさがす

抄録

[本旨]本稿では,グーテンベルクによる経営経済学の理論の形成を,ケルン大学の在籍期間(1951-1966)に限定して検討する。彼は,『経営経済学原理』の「生産論」(1951)と「販売論」(1955),『経営経済学入門』(1958)を出版した。彼の研究の成果により,この時期は,「グーテンベルク・パラダイム」と呼ばれる。しかし,この期間の研究の姿勢について検討されることは稀である。本稿では,彼自身により作成された,小冊子『科学としての経営経済学』の第3版を,適宜翻訳しながら,検討する。なお,この小冊子は,ケルン大学の創立600年の記念講演を基にして,1957年に,公開されたが,退職後の1967年に,第3版が公開された。

収録刊行物

  • 商経学叢

    商経学叢 70 (3), 31-69, 2023-12-31

    近畿大学商経学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ