授業にディスカッションを取り入れる方法 ―より深いディスカッションへと導く授業設計―

機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • ジュギョウ ニ ディスカッション オ トリイレル ホウホウ : ヨリ フカイ ディスカッション エ ト ミチビク ジュギョウ セッケイ
  • How to Incorporate Discussion into Classes: Designing a Class Structure for More Meaningful Discussions

この論文をさがす

説明

本研究は、ケースメソッドにおけるディスカッションに関する知見を援用しながら、自己モデルの更新を目指した、より深いディスカッションへと導く授業設計のあり方について明らかにすることを目的とした。筆者が本学で行った、ケース教材を用いないディスカッション授業を3つ取り上げ、授業計画書の内容とその意図を記述するとともに、授業当日の板書やディスカッションの文字化資料をもとに、授業設計がいかにより深いディスカッションへと導いたのかを分析した。その結果、教育目的によって大きなテーマを設定し、ディスカッションの到達点を見据えた上で、効果的な設問や発問を用いて小さいテーマという枠組みの中でのディスカッションを積み重ねることにより、様々な角度から大きなテーマにアプローチし、学生の考え・視点をゆさぶるやり方が重要になることが明らかになった。そのために、「教育目的」「設問」「討議運営計画」という3点の授業準備を緻密に行うことが重要になるといえる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ