公民科における現代の諸課題を扱った主権者教育の授業開発―ウクライナ戦争を扱った授業実践報告―

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抄録

2022年2月から始まったウクライナ戦争や2023年10月にはイスラエルとパレスチナの間で軍事衝突が発生し、多くの人々が犠牲となっている。教科書の内容を発展させた、このような現代の諸課題を扱った授業が求められている。そして、これらの内容を戦争の悲惨さを学ぶ平和学習としてではなく、戦争の構造や発生の原因・理由、戦争の影響など多面的に学ぶことで、これからの社会を担う一員としての必要な資質・能力の育成につながるのではないかと考えた。「公民としての資質・能力の育成」が新学習指導要領の目標に盛り込まれる中で、令和4年度の3学期に主権者教育を意識したウクライナ戦争の授業を実施し、その効果を検証した。

収録刊行物

  • 研究紀要

    研究紀要 51 29-36, 2024-03-31

    愛知教育大学附属高等学校

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