成人領域に従事している言語聴覚士が小児言語聴覚療法を実施するために必要な要素の検討―インタビューによる予備調査―

書誌事項

タイトル別名
  • Speech Therapists Working with Adults on Providing Pediatric Speech-Language-Hearing Therapy: A Preliminary Survey through Interviews
  • セイジン リョウイキ ニ ジュウジ シテ イル ゲンゴ チョウカクシ ガ ショウニ ゲンゴ チョウカク リョウホウ オ ジッシ スル タメニ ヒツヨウ ナ ヨウソ ノ ケントウ : インタビュー ニ ヨル ヨビ チョウサ

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抄録

《目的》本研究の目的は「成人領域に従事している言語聴覚士(以下、ST)が小児言語聴覚療法を実施するために必要な要素」を明らかにすることである。 《方法》臨床経験年数5年以上で、成人領域に従事しているST 4名(A群)、成人領域に従事し、小児言語聴覚療法を実施しているST 4名(B群)、小児言語聴覚療法に従事しているST 4名(C群)の計12名に対してインタビュー調査を行なった。その後、インタビューデータをセグメント化し、共起ネットワークを作成した。 《結果と考察》共起ネットワークの内容を検討した結果、11の要素が抽出された。11の要素は、他分野における実務経験のなさを補うことへの支援や一旦実務から離れた後の復職支援と同様の要素であり、成人領域に従事している言語聴覚士の小児言語聴覚療法実施に対する障壁を下げる観点や学びの観点からも有効であると考えられた。

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