子どものための社会資源に対するアクセシビリティに関する研究 -子どもの健全育成支援機関の認知度及びニーズ調査の分析を通して-

書誌事項

タイトル別名
  • Research on the accessibility of social resources for children : Through the analysis of awareness and needs surveys of organizations that support the sound development of children

抄録

社会福祉領域において、アクセシビリティの課題は、(1)「支援を必要とする人からサービスへのアクセス」と、(2)「サービス提供者から支援を必要とする人へのアクセス」という2 つの方向から検討される必要がある。本研究では、子どもの社会資源へのアクセシビリティの実態について、愛媛県の児童館を利用する小学生・中学生を対象にアンケート調査を実施した。調査の結果、支援を必要とする子どもからサービスへのアクセスに課題がある可能性が示唆された。第一に、自らのニーズへの自覚は、小学生・中学生の場合、半数にとどまり、2 極化している。第二に、ニーズの自覚がある場合、話題は多岐にわたり、一人の子どもが複数のニーズを自覚している。第三に学年によって相談相手が母父から、友人・SNS へと拡大していく。子どもの場合、サービス提供者から支援を必要とする人へのアクセスが重要であるが、これらの実態に即した対応が必要となる。

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