イネ科植物オオムギの耐塩性機構における巧みな適合溶質グリシンベタイン利用戦略

書誌事項

タイトル別名
  • Strategy for Salt Tolerance Using Compatible Solute Glycine Betaine in Gramineous Barley Plants
  • イネカ ショクブツ オオムギ ノ タイエンセイ キコウ ニ オケル タクミ ナ テキゴウ ヨウシツ グリシンベタイン リヨウ センリャク

この論文をさがす

抄録

グリシンベタイン(ベタイン)はオオムギなど一部の植物で合成され,塩ストレス耐性に重要な適合溶質である.そこでベタイン合成能を付与し,合成量に主眼を置いた植物の耐塩性強化の試みがなされてきた.近年,イネ科オオムギのベタイン合成・蓄積・輸送メカニズムの解明により,オオムギがベタインを組織特異的に合成することで,ストレス時の限られたエネルギーで最大限の耐性効果を得るというしたたかな戦略がみえてきた.

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 48 (7), 478-484, 2010

    公益社団法人 日本農芸化学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (32)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ