繊維製品の縫製に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Studies on the Textile Fabric Sewing
- (Part1) On the sewability of foambacked Knitwear
- (第1報) ウレタンフォーム・ラミネート製品の縫製について
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説明
比較的新らしい繊維製品である, ポリウレタンフォーム・ラミネート製品の縫製について実験した.試料として, エーテル系フォームとエステル系フォームをメリヤスに接着したもの6種を, 家庭用電動ミシンを用いて, ミシンの縫製条件, すなわち送り金の位置, 押へ金の圧力及び縫糸張力をそれぞれ変化させて縫製を行ない, 可縫性ならびに縫製布の状態と試料の特性との関係を検討した.その主な結果は次のようである.<BR>1.フォーム衣料の縫製にはミシンの送り金の位置の選定は非常に重要で, 送り金を低くすると可縫性は悪く, 押えは強くする方が可縫性はよくなる.<BR>2.フォーム衣料の基布のメリヤスが比較的粗くて, 製品の曲げかたさの小さいものの方が可縫性はよい.<BR>3.送り金の位置を高くすることによって, 針目は均一になるが, この場合押へ金はゆるくした方がよい.<BR>4.縫糸の張力は, 縫い上りの状態には殆んど関係しない.
収録刊行物
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- 繊維製品消費科学
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繊維製品消費科学 4 (5), 94-100, 1963
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204210116224
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- NII論文ID
- 130004009503
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- ISSN
- 18846599
- 00372072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可