書誌事項
- タイトル別名
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- Research on the Effect of Matrix Landscape Structures to Air Temperature in Urban Area
抄録
市街地には、宅地利用等により細分化された土地が多く存在する。このような市街地の基質的な景観構造はマトリクスと呼ばれる。我々が享受する生態系サービスの一つに気象緩和機能がある。大規模緑地のにじみだし現象等は有名だが、サービスの供給源は大規模緑地とは限らない。マトリクスに含まれる低木等の微細な要素であっても、広く散在することで気象緩和サービスをもたらしている可能性もある。本研究は、周辺の空間構成要素と気温との関連性が、季節や時間帯により周期的に強弱することに着目した独自の手法を用いて、気象緩和サービスの供給源の抽出、サービスが作用する空間規模・時間規模の測定を試みた。結果、手法に一定の妥当性が確認され、低木等の微細な要素を含むマトリクス状の環境が、気温に対して一定の性質をもつ環境である可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 都市計画論文集
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都市計画論文集 48 (3), 1035-1040, 2013
公益社団法人 日本都市計画学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204211580800
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- NII論文ID
- 130004567412
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- ISSN
- 21850593
- 09160647
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可