歯刷子摩耗試験前後のコンポジットレジンの表面粗さおよび光沢度変化に関する研究

  • 童 平
    東京医科歯科大学歯学部第一歯科保存学教室
  • 猪越 重久
    東京医科歯科大学歯学部第一歯科保存学教室
  • 山田 敏元
    東京医科歯科大学歯学部第一歯科保存学教室
  • 細田 裕康
    東京医科歯科大学歯学部第一歯科保存学教室

書誌事項

タイトル別名
  • Changes of the Surface Roughness and Gloss of Polished Resin Composites Before and After a Toothbrushing Test

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説明

本研究では歯刷子摩耗試験前後の4種類のコンポジットレジンおよびアクリル板表面の粗さ値と光沢度を測定し, 表面の状態をSEMにより観察した.また, 併せて摩耗泥の種類の影響についても検討した.その結果:1)いずれのレジン試料において1万回の歯刷子摩耗より表面粗さ値は増大し, 光沢度は低下する傾向が認められた.2)4種類のレジンの中で最も小さな粗さ値および最も大きな光沢度を示したものはMFR型のSilux Plusであったが, Hybrid型のBR-100もSilux Plusに次いで良好な結果を示し, 両者の粗さ値の間に有意差が認められなかった.3)摩耗泥の別では, 歯磨材とグリセリンと水を混合したものが最も粗い摩耗面を作ることが明らかとなった.

収録刊行物

  • 歯科材料・器械

    歯科材料・器械 10 (6), 831-838, 1991

    一般社団法人 日本歯科理工学会

被引用文献 (4)*注記

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