地方都市中心部における中高層共同住宅とその居住者の実態把握に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on High and Medium Rise Apartment Houses at Central Area in Local City and the Actual Condition of the Residents
  • 地方都市中心部における中高層共同住宅とその居住者の実態把握に関する研究--長岡市をケーススタディとして
  • チホウ トシ チュウシンブ ニ オケル チュウコウソウ キョウドウ ジュウタク ト ソノ キョジュウシャ ノ ジッタイ ハアク ニ カンスル ケンキュウ ナガオカシ オ ケーススタディ ト シテ
  • 長岡市をケーススタディとして
  • A Case Study in Nagaoka City

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抄録

地方都市では、中心市街地の衰退に対して居住人口の増加が課題となっているが、中高層共同住宅は居住人口の確保、防災性の面からも重要な意味を持っている。本研究では、地方都市の中高層共同住宅ストックとその推移を確認した上で、長岡市を対象とした中心部の中高層共同住宅の立地動向、住戸所有関係・世帯類型別の日常生活を含む居住者像と居住意識および入居経緯を把握することにより、所有関係別の特徴を整理して既存の中高層共同住宅を評価した。研究の結果、長岡市では中心部の中高層共同住宅の住戸数は、全体の約2割まで増加していること、居住者の満足度は住戸面積、設備、駐車スペースを除き、全体として高くなっていること、中心部に立地する中高層共同住宅の居住者の多くが、中心部からの住み替えや、新規転入であり、定住人口の確保に大きく貢献することが明らかとなった。また、その居住人口が中心市街地での購買人口にも直接つながっており、中心市街地の活性化の観点からもその重要性が確認された。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 38.1 (0), 1-12, 2003

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (6)*注記

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参考文献 (15)*注記

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