スウェーデン・スコーネ県におけるモビリティ・マネジメントの取り組みと特徴

書誌事項

タイトル別名
  • Mobility Management in Skåne, Sweden
  • スウェーデン・スコーネ県におけるモビリティ・マネジメントの取り組みと特徴 : ルンド市、マルメ市の都市規模・形態と導入の背景からみたハード・ソフト施策の比較
  • スウェーデン ・ スコーネ ケン ニ オケル モビリティ ・ マネジメント ノ トリクミ ト トクチョウ : ルンドシ 、 マルメシ ノ トシ キボ ・ ケイタイ ト ドウニュウ ノ ハイケイ カラ ミタ ハード ・ ソフト シサク ノ ヒカク
  • A comparison of hard and soft measures in Lund and Malmö with regard to city size, form and context of implementation
  • ルンド市、マルメ市の都市規模・形態と導入の背景からみたハード・ソフト施策の比較

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抄録

モビリティ・マネジメント(MM)ではソフト施策と共に、利用者の移動手段選択の変容を促すハード施策も同様に重要である。本稿では、公共交通インフラの大規模整備とMM施策を総合的に実施しているスウェーデン南部の二都市、ルンド市およびマルメ市の取り組みを報告・分析する。両市共に都市・交通計画とMM担当部署が緊密に連携しており、近年ではMMの思想が都市計画、インフラ整備、市街地開発に当初から組み込まれている。それぞれの都市規模、形態やMM導入の経緯との関連を見ると、大都市であるマルメ市では啓蒙・意識向上を重視する傾向があり、施策を可視化することに多くの努力がなされていた。一方、小規模な大学街のルンド市ではもともとコンパクトな都市づくりが目指され、市民に広く自転車中心の街というアイデンティティが共有されている。そのため、市民の理解を前提として行動変容への具体的はたらきかけが中心的な取り組みとなっていた。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 50 (2), 252-259, 2015-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (3)*注記

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