米国ミシガン州ジェネシー郡におけるランドバンクの担う差押不動産、空き家・空き地対策の研究

書誌事項

タイトル別名
  • The Role of Land Bank in Dealing with Foreclosure as well as Abandoned and Vacant Properties
  • ベイコク ミシガンシュウ ジェネシーグン ニ オケル ランドバンク ノ ニナウ サシオサエ フドウサン 、 アキヤ ・ アキチ タイサク ノ ケンキュウ
  • a Case in Genesee County, Michigan, the United States

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抄録

ランドバンクは、人口減少都市において差押不動産、空き家・空き地問題に対処する公的な使命を担う組織である。2002年に米国ミシガン州フリントにおいて設置されたジェネシー郡ランドバンク(GCLBA)は、顕著な成果を上げ、今日では全米からランドバンクのモデルとされている。GCLBAは、建物解体から修繕、取得物件の販売から賃貸、空き地の管理・活用からダウンタウンの歴史的建造物の再生までと多岐にわたる事業を展開する。本研究では、GCLBAの事業や資金調達の戦略的多角化、郡の税滞納差押物件競売において駆使するバンドリング(複数ロットを一括化した競売物件としての扱い)、ランドバンク保有物件の販売や賃貸、コミュニティと協働した空き地の管理などを通じた地区の安定化のための取組みについて分析、評価した。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 48 (3), 993-998, 2013

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (4)*注記

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