食用タール色素アルミニウムレーキ中の水溶性塩化物および水溶性硫酸塩の含有量について

  • 中野 真希
    国立医薬品食品衛生研究所大阪支所食品試験部 アンジェスMG株式会社
  • 古川 みづき
    国立医薬品食品衛生研究所大阪支所食品試験部 (財)食品環境検査協会東京事業所
  • 辻 澄子
    国立医薬品食品衛生研究所大阪支所食品試験部 国立医薬品食品衛生研究所
  • 外海 泰秀
    国立医薬品食品衛生研究所大阪支所食品試験部 (社)大阪府薬剤師会試験検査センター

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on the Contents of Water-soluble Chlorides and Water-soluble Sulfates in Food Color Aluminum Lakes
  • ショクヨウ タール シキソ アルミニウム レーキ チュウ ノ スイヨウセイ エンカブツ オヨビ スイヨウセイ リュウサンエン ノ ガンユウリョウ ニ ツイテ

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抄録

食用タール色素アルミニウムレーキ(FC-Al)中の水溶性塩化物および水溶性硫酸塩(水溶性無機塩)含有量の総量規制は第7版食品添加物公定書で削除された.しかし,JECFAおよびCFRでは 2% と規制されている.そこで,カラムスイッチング・サプレッサー型イオンクロマトグラフィー(CSS-IC)による陰イオンの測定法を若干検討した.改良CSS-ICを用いて,FC-Al中の水溶性無機塩含有量を調査した.平成10年度~15年度中の合格FC-Al(112検体)中4検体の水溶性無機塩含有量の総量が 2% を超えていた.国際的見地から,再度FC-Al中の水溶性塩化物および水溶性硫酸塩含有量の総量規制が望まれる.

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 45 (5), 283-288, 2004

    公益社団法人 日本食品衛生学会

参考文献 (13)*注記

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