足底に典型的なゆう状腫りゅうを呈したプロテウス症候群の２例

片山 真里子, 今福 信一, 今山 修平, 中山 樹一郎, 堀 嘉昭

doi:10.2336/nishinihonhifu.54.1067

足底に典型的なゆう状腫りゅうを呈したプロテウス症候群の２例

DOI 被引用文献1件参考文献6件

片山真里子

九州大学医学部皮膚科
今福信一

九州大学医学部皮膚科
今山修平

九州大学医学部皮膚科
中山樹一郎

九州大学医学部皮膚科
堀嘉昭

九州大学医学部皮膚科

書誌事項

タイトル別名

Two Cases of Proteus Syndrome Characterized by Verrucous Skin Lesions on the Soles.

説明

足底に結合組織母斑様疣状腫瘤を有しプロテウス症候群と診断された13歳男子と37歳女子の例を報告した。形態学的に様々な過誤腫様奇形を示すこの症候群は非常にまれであると思われるが, 本女子症例のごとく比較的軽症の場合は, 全身的な検索を受けずに見過されている可能性もある。以上の観点から本症候群の臨床的な主および副症状を中心に自験例について記述し若干の考察を加えた。