Helicobacter pylori感染症と早期胃癌を合併した蕁麻疹様紅斑の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Urticarial Erythema with Early Gastric Cancer and Helicobacter pylori Infection
  • 症例 Helicobacter pylori感染症と早期胃癌を合併した蕁麻疹様紅斑の1例
  • ショウレイ Helicobacter pylori カンセンショウ ト ソウキ イガン オ ガッペイ シタ ジンマシン ヨウコウ ハン ノ 1レイ

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説明

早期胃癌とHelicobacter pylori(H. pylori)感染症を合併した,72歳の男性の蕁麻疹様紅斑の1例を報告する。種々の抗ヒスタミン剤による治療が奏効せず,1年以上にわたり皮疹の出没を繰り返していたが,胃癌切除,およびH. pyloriに対する除菌治療後に,皮疹は改善した。このことから,胃癌またはH. pylori感染が蕁麻疹様紅斑の原因であった可能性が示唆された。H. pylori感染を合併した慢性痒疹では,高頻度に胃癌が発見されることが報告されているが,H. pylori感染に関連した蕁麻疹様紅斑においても,胃病変の検査を施行することが望ましいと考えた。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 69 (1), 8-10, 2007

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (12)*注記

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