クリオグロブリン血症性壊疽をともなつたIgG-<I>κ</I>型骨髄腫

書誌事項

タイトル別名
  • IgG-<I>κ</I> Myeloma with Cryoglobulinemic Gangrene
  • クリオグロブリン血症性壊疽をともなったIgG-k型骨髄腫
  • クリオ グロブリン ケッショウセイ エソ オ トモナッタ IgG kガタ コツ
  • IgG-κ Myeloma with Cryoglobulinemic Gangrene

この論文をさがす

説明

クリオグロブリン血症性壊疽をともなつたIgG-κ型骨髄腫の63才女子例を報告し, クリオグロブリンの検索を中心に基礎疾患, 皮膚症状について考察を加えた。激痛をともなう広範な壊疽の出現を3回みたほか, 分枝状皮斑, 有痛性紫斑, 鼻出血, 四肢のしびれ感, 聴力消失などの多彩な臨床症状が認められた。検査成績では, 赤沈亢進 (室温では判定不能), 血圧上昇, 貧血, 連銭形成, IgG-κ型M成分, IgG-κ型クリオグロブリン, IgG以外の免疫グロブリンの減少, 骨髄中の異型形質細胞の増加, 尿中κ型Bence Jones蛋白などを認めた。特異所見として, 好中球内にクリオグロブリンと思われる物質の貪食像が観察された。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 41 (4), 647-654, 1979

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

参考文献 (11)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ