親水性と疎水性の定量表現(官能的表現と物性的表現)

書誌事項

タイトル別名
  • 親水性と疎水性の定量表現
  • シンスイセイ ト ソスイセイ ノ テイリョウ ヒョウゲン

この論文をさがす

抄録

高校の化学の教科書に「水をはじく」という記述が含まれている。これは,官能的な表現でわかりやすいが,定量的に表現するにはどうすればいいのか。実用的に多用される水の接触角は物理量なのか。物理量だとすれば次元は何なのか。実は,親水性と疎水性は相反する物性概念ではなく,本質はギブズエネルギーである表面自由エネルギーの中身が異なるだけの違いであることを示し,これらの疑問に答えたい。また,定量的な扱いにより材料設計が実際に可能となることを例示する。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 59 (3), 144-147, 2011

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (5)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ