風速350m/s用超高速研削切断ブレードの開発  第3報 超高速研削切断に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Development of ultra-high speed cut-off grinding blade fitted for use at grinding speed of 350m/s 3rd report: Studies on ultra-high speed cut-off grinding
  • 周速350m/s用超高速研削切断ブレードの開発(第3報)超高速研削切断に関する研究
  • シュウソク350m sヨウ チョウコウソク ケンサク セツダン ブレード ノ カイハツ ダイ3ポウ チョウコウソク ケンサク セツダン ニ カンスル ケンキュウ
  • 3rd report : Studies on ultra-high speed cut-off grinding
  • 第3報 超高速研削切断に関する研究

この論文をさがす

抄録

前報では, チタン合金コアのブレードとチタン合金製フランジとを組合せて, 周速450m/sでの回転試験に成功した. 本報では, 本ブレードをベースにして, 周速350m/sの超高速研削切断に使用可能なブレードを開発したプロセスについて述べる. 最初に, 前報で試作したコンティニュアスタイプのブレードを用いた場合, 5.9MPaの高圧ノズルを使用してクーラントを供給したにもかかわらず, 周速100m/s (工作物・砥石速度比 v/V = 0.0833×10-3) で研削焼けが発生した. そこで, 砥石外周にセレーション (半円状の切り欠き) を設けたところ, 正常な研削切断が可能になった. しかし周速をさらに200m/sに高めると, 再び研削焼けが発生した. そこでさらにセレーション間のランド部側面にフルート (導水溝) を設けて, 切断面へのクーラントの到達を促した. その結果, 周速300m/sでも研削焼けが生じず, 研削抵抗値の安定した加工が可能であった. さらに高周速化するために高強度のボンド剤を採用し, セレーションおよびフルートの数を半減して砥石部の高強度化を図った. その結果, 最終的に周速350m/sで, 研削焼けのない正常な超高速研削切断に成功した. これは, これまで報告されている超高速研削の砥石周速としては, 最高速である.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ