腎臓レニン・アンジオテンシン系(RAS):生命の環を支え,脅かすもの

書誌事項

タイトル別名
  • Renal renin-angiotensin system —What supports and breaks the circle of life—

抄録

レニン・アンジオテンシン系(RAS)は,腎臓レニンの発見以来,血圧や体液調節に必須の全身性調節機構(systemic RAS)という古典的コンセプトの時代を経て,RAS阻害に基づく降圧剤の開発とその臨床応用,新たな局所RAS(local RAS)コンセプトの時代へと目覚ましい展開を遂げている。特に腎臓RAS は,1)胎児期の腎発生,2)乳幼児期の腎発達,3)小児期の腎臓病の発症・進展への関与という,ライフステージの各過程における意義が異なることが明らかとなってきた。現在,小児期の慢性腎臓病(CKD)の治療法としてRAS 阻害薬が使用され臨床効果のエビデンスが積み重ねられつつある。

収録刊行物

参考文献 (16)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204338500096
  • NII論文ID
    130004495413
  • DOI
    10.3165/jjpn.26.227
  • ISSN
    18813933
    09152245
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ