都市部の一小学校における魚食教育の実践とその評価
書誌事項
- タイトル別名
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- An Evaluation of the Effectiveness of a Fish-based Nutritional Education Program for Elementary School Children
説明
小学5 年生を対象に、栄養教諭による魚食教育を実施し、その効果を評価することを目的とした。平成21年度と23 年度に計8 回、14 時間の魚食教育を行った。平成21 年度の学習者を従来群、23 年度はワークブック「さかな丸ごと探検ノート」を活用した強化群とした。両年度の教育後に、児童に対して自記式アンケートを実施し、食習慣、食品摂取頻度および魚と人間と環境との循環についての意識を調査し、比較検討した。対象者は310名(従来群138 名、強化群172 名)である。 魚の重要性について「とても大切」と思う者の割合が、従来群46 . 9% に対し、強化群72 . 0% と有意に高値を示した(p<0 . 01)。魚の調理意欲は「とても思う」、「少し思う」が、従来群43 . 0% に対し、強化群62 . 4% と有意に高値を示した(p<0 . 01)。以上の結果より、ワークブックを用いた魚食教育は、児童の魚と人間との関係についての興味を向上させる可能性を示唆した。
収録刊行物
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- 日本栄養士会雑誌
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日本栄養士会雑誌 56 (7), 498-502, 2013
公益社団法人 日本栄養士会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204340107520
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- NII論文ID
- 130004559335
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- ISSN
- 21856877
- 00136492
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可