「関節痛」患者のRA進展予測に抗CCP抗体は有用か? 関節痛を主訴に来院した患者100名の初診時と一年後診断の検討
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- 柴田 朋彦
- 聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
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- 柴田 俊子
- 聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
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- 中野 弘雅
- 聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
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- 山崎 宜興
- 聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
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- 岡崎 貴裕
- 聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
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- 永渕 裕子
- 聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
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- 山田 秀裕
- 聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
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- 尾崎 承一
- 聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
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- 山崎 哲
- 聖マリアンナ医科大学病院臨床検査部
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- 杉山 和夫
- 聖マリアンナ医科大学病院臨床検査部
書誌事項
- タイトル別名
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- Is anti-CCP antibody useful for prediction of progression to RA in patients with ‘arthralgia’? A 1-year follow-up study of 100 patients with a chief complaint of arthralgia
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抄録
目的:プライマリケアの現場には,関節痛を主訴とする多くの患者が来院する.これらの患者の中には関節の疼痛のみで炎症所見を欠く症例(非炎症性疾患)も含まれ,しばしば局所の安静と保存的加療のみで症状の軽快を得る.一方,炎症性疾患には感染やリウマチ性疾患等が挙げられ,早期の診断と積極的な加療が必要となる場合が多い.抗CCP抗体は関節リウマチ(RA)に特異的な自己抗体で,「関節炎」患者のRAの診断補助に大きな意義を持つ.しかし,「関節痛」を呈する患者に抗CCP抗体を積極的に測定することが,これらの患者に含まれる早期RAの診断補助に有用かどうかは不明である.今回,我々は関節痛を主訴に来院した患者に抗CCP抗体を測定し,関節痛患者に対する抗CCP抗体測定がRAの進展予測と診断補助に有用かどうかを検討した.<br> 対象・方法:関節痛を主訴に来院した患者100名に抗CCP抗体を測定した.そして,患者の初診時診断と1年後診断を評価した.<br> 結果:抗CCP抗体は全症例中40例(40%)で陽性であった.また,初診時26例がRAと分類された.関節痛患者の1年後のRAへの移行を抗CCP抗体の有無で見ると,抗CCP抗体陽性の40例のうち1年後に30例(75%)がRAと分類されたのに対し,抗CCP抗体陰性の60例では4例(7%)のみがRAと分類された(p<0.001).<br> 結論:関節痛患者において抗CCP抗体のRAに対する特異性は84.9%と高く,抗CCP抗体は「関節炎」患者のみでなく,「関節痛」患者のRA進展予測と診断補助にも有用である可能性が高いと考えられた.
収録刊行物
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- 臨床リウマチ
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臨床リウマチ 22 (1), 59-65, 2010
一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204340817664
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- NII論文ID
- 130005127425
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- ISSN
- 21890595
- 09148760
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可