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- 寺井 忠正
- 大阪工業大学応用化学科
書誌事項
- タイトル別名
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- Deacetylation of Grayailotoxin Acetates with Ammonia Water
- Investigations on grayanotoxins. III. Deacetylation of grayanotoxin acetates with ammonia water.
説明
Grayanotoxin 類は,ツツジ科植物に含まれる有毒成分であり,現在までに 50 余種の関連化合物が報告されている。これらのなかでとくにアセテートは季節変化することが知られている。本研究において 14-rnonoacetate(G-1), 6-monoacetate, 6,14-diaceate(R-VI)の脱アセチル反応を TLC によって追跡した結果興味ある結果を得た。すなわち,アンモニア水を用いた場合,C-14アセチル基は C-6 のそれにくらべ脱離が早いこと,また C-14-O-アセチルは一次反応にしたがって脱離するが,C-6-O-アセチルは,生成する酢酸アンモニウムの阻害により,可逆反応に類似した反応経過をたどることがわかった。
収録刊行物
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- 日本化学会誌(化学と工業化学)
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日本化学会誌(化学と工業化学) 1985 (4), 747-752, 1985-04-10
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204390093056
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- NII論文ID
- 130004158112
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- ISSN
- 21850925
- 03694577
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可