Grayanotoxin Acetate のアンモニア水による脱アセチル反応

書誌事項

タイトル別名
  • Deacetylation of Grayailotoxin Acetates with Ammonia Water
  • Investigations on grayanotoxins. III. Deacetylation of grayanotoxin acetates with ammonia water.

説明

Grayanotoxin 類は,ツツジ科植物に含まれる有毒成分であり,現在までに 50 余種の関連化合物が報告されている。これらのなかでとくにアセテートは季節変化することが知られている。本研究において 14-rnonoacetate(G-1), 6-monoacetate, 6,14-diaceate(R-VI)の脱アセチル反応を TLC によって追跡した結果興味ある結果を得た。すなわち,アンモニア水を用いた場合,C-14アセチル基は C-6 のそれにくらべ脱離が早いこと,また C-14-O-アセチルは一次反応にしたがって脱離するが,C-6-O-アセチルは,生成する酢酸アンモニウムの阻害により,可逆反応に類似した反応経過をたどることがわかった。

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