ITP合併妊娠による胎児期脳室内出血後水頭症の1例

DOI Web Site 参考文献18件 オープンアクセス
  • 伊藤 英道
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
  • 榊原 陽太郎
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
  • 平本 準
    聖マリアンナ医科大学脳神経外科
  • 吉田 浩
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
  • 酒井 晃治
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
  • 小野寺 英孝
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
  • 和久井 大輔
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
  • 田口 芳雄
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科

書誌事項

タイトル別名
  • Fetal Hydrocephalus following Intracranial Hemorrhage secondary to Maternal Idiopathic Thrombocytopenic Purpura : A Case Report

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説明

ITP合併妊娠による胎児脳室内出血後水頭症の1例を報告する.胎生34週に母体超音波にて胎児脳室内出血と頭囲拡大がみられ,35週に帝王切開にて出生.出生時,児の血小板数は1.7×10^4/μlで,血小板輸血,ガンマグロブリン大量療法,ステロイド療法を行った.生後3日目に血小板数は7.6×10^4/μlに増加し,水頭症に対しOmmayaリザーバー留置術を施行したところ,再び脳室内出血をきたした.保存的治療にて良好に経過し,脳室-腹腔シャント術施行後,退院となった.新生児脳室内出血の報告は散見されるが,ITP合併妊娠による胎児期脳室内出血後水頭症の報告は非常にまれである.ITP合併妊娠による胎児および新生児の管理法について,脳神経外科医の視点から考察を行った.

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参考文献 (18)*注記

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