看護師の栄養管理に関する自己評価尺度の開発

  • 森山 明美
    東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科 埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
  • 阿部 典子
    慶應義塾大学病院看護部
  • 山岸 由幸
    慶應義塾大学医学部消化器内科

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a Self-evaluation Scale for Nurses in Nutritional Management

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説明

【目的】本研究の目的は、看護師の栄養管理に関する自己評価尺度を開発することである。【方法】看護師655名を対象に無記名自記式質問紙により行った。調査は再現性評価のため再テスト法を用いた。質問項目は、文献から栄養に関する看護介入を検討し、35項目を作成した。尺度タイプは5段階リカート法を用いた。【結果】回収403名、有効回答は365名であった。因子分析は一般化された最小2乗法を用い、因子数は固有値1以上の基準とした。因子負荷量は0.35以上で因子分析を繰り返した。プロマックス回転の結果、5因子24項目を抽出し「看護師の栄養管理に関する自己評価尺度」と命名した。5因子について各項目内容を検討し、「アセスメントに基づく食事指導」「食事摂取に関する援助」「経管栄養に関する援助」「在宅栄養管理に関する援助」「職種間との連携」と命名した。α係数はα=0.743~ 0.908、再テストは r=0.34~ 0.65であった。【結論】開発した本尺度は信頼性と妥当性を確保したと判断した。

収録刊行物

  • 静脈経腸栄養

    静脈経腸栄養 29 (5), 1201-1210, 2014

    日本静脈経腸栄養学会

被引用文献 (1)*注記

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