イオン交換膜を用いた電気透析法ならびに拡散透析法による酵素反応溶液からのγ-アミノ酪酸の分離

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タイトル別名
  • Separation of γ-Aminobutyric Acid from Enzyme Reaction Solution Using Electrodialysis and Diffusion Dialysis
  • イオン コウカン マク オ モチイタ デンキ トウセキホウ ナラビニ カクサン トウセキホウ ニ ヨル コウソ ハンノウ ヨウエキ カラ ノ ガンマ アミノラクサン ノ ブンリ
  • Separation of ^|^gamma;-Aminobutyric Acid from Enzyme Reaction Solution Using Electrodialysis and Diffusion Dialysis

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抄録

γ-アミノ酪酸と他のアミノ酸を含む酵素反応溶液からの γ-アミノ酪酸の分離を目的として,イオン交換膜を用いた電気透析法ならびに陽イオン交換膜を用いた拡散透析法におけるアミノ酸の膜透過特性を調べた。電気透析法によりグルタミン酸と γ-アミノ酪酸の分離を行った場合,pH 3 においては γ-アミノ酪酸が陽イオン交換膜を優先的に透過したが,グルタミン酸は透過せず,両アミノ酸の分離が達成された。次に陽イオン交換膜を用いる拡散透析法により γ-アミノ酪酸,アスパラギン酸,グルタミン酸の混合溶液を用いて透析操作を行った結果,これらのアミノ酸の膜透過速度はストリップ溶液中の電解質の種類と濃度により影響を受けた。さらに,米糠中の酵素によりグルタミン酸を γ-アミノ酪酸に転換した水溶液を用いて拡散透析を行った結果,γ-アミノ酪酸は優先的に陽イオン交換膜を透過し,酵素反応後の溶液から γ-アミノ酪酸を含むアミノ酸群が分離できることが明らかとなった。<br>

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